今回、カツカレーの元祖を求めた話ですが、
商品名に触れないと話が続かないため、
種明かし回として、少し歴史も触れます。
いつも昼呑みする際、スタートはだいたい
この日は最初に食べてからまわることにし、
入谷のうなぎで有名なのだや横の路地へ。
こちらが目指すお店、河金。いい雰囲気です。
何気ない街のとんかつ屋さん的風貌ですが、
いやいや、凄い歴史を引き継いでいます。
匁カツなんて名称が歴史を物語っておりますが、
注文するのは、シンプルな河金丼(750円)。
こちらにとん汁をセットにして850円也。
一般的にカツカレーの元祖と言われるのが、
銀座スイスというお店で、誕生秘話などは
ググってもらえば簡単に出てくるのでどうぞ。
ただし、名称的には正しくも、誕生に関しては
それよりも古く元々浅草にあった河金が最初。
丼にご飯、キャベツを敷いて、さらにトンカツ、
最後にカレーをかけるという素敵な四重奏!
最後にカレーをかけるという素敵な四重奏!
サクサクっと伝統のお味をいただきました。
河金丼の由来は河金の創業者、河野金太郎さん。
浅草のお店は残念ながらなくなってしまうも、
お孫さんが正式に暖簾を受け継いだお店がこちら。
金太郎さんの息子の兄、清光さんが浅草を継ぎ、
弟の信之助さんが暖簾分けにて入谷に出店し、
現在、息子の純一さんが伝統の味を引き継ぎ中。
ちなみに、暖簾分け店にも兄弟がいることから、
弟の謙二さんが浅草に千束店を開いております。
まぁ、こういう豆知識は調べてもらうとして、
伝統が日常に馴染んだカツカレーだからか、
猫も気軽に立ち寄っている感じで微笑ましい。
お店を出ると、また別の猫もおりました。
飼っていないとのことなので地域猫なのかな。